弊社のデータによると、ユーザーが人工知能にモード選択をゆだねると、ドライ、ファン、オートの各モードではなく、冷房 / 暖房モードが、ほとんどの時間選択ばれることがわかりました。このため、人工知能がドライ、ファン、オートの各モードを選ばざるを得なくなるよう、人工知能のモード選択肢の中から冷房 / 暖房モードを削除するユーザーも中にはいたようです。しかしながら、弊社が長年集めたユーザーデータによると、ほとんどのユーザーの片は、最終的にこれらの 3 つのモードを選択しなくなるという結果が出ています。ですから人工知能は、冷房 / 暖房モードこそが、ユーザーに好まれる、ターゲットの達成に最も効果的なモードと認識しています。


Ambi Climate の人工知能はユーザー個人の快適プロファイルに基づく予測に沿って、もっともふさわしいと判断したモードと設定を選択します。そこで選択された設定は、その部屋をもっとも早く快適環境に変えるという観点から、最適な選択となります。


技術的に見ると、ドライモードは、実質的に弱めの冷房モードとして機能します。理由は、冷房は暖房よりも空気中の水分除去に適しているからです。ですからその観点では、純粋な冷房モードの方が、ドライモードよりも高い除湿能力を発揮します。


室内環境が低温/高温で比較的安定している場合には、技術的に見ると、ファンモードの選択が理にかなっています。しかし、このモードは空気の流れを作るだけなので、室内環境が安定していない場合には、室内の人の動き、室外の天気、日射の影響などを受け、本来必要となる冷房や暖房が行えず、場合によってはそのまま何もしない時よりも効率が悪くなる場合がありあす。


オートモードは、エアコン/ヒートポンプの暖房・冷房の両方の機能を使用します(暖房が利用可能な場合)。しかし、このモードはシステムのプログラムに依存し、モデルによって異なる動作をします。Ambi Climate の人工知能は、このオートモードに、より優れた形で代替し、さらに設定に適した複数のモードの中から選択を行うことができます。また、Ambi Climate の人工知能が優れているもう 1 つの点は、エアコン内蔵のものよりもはるかに豊富なセンサーデータを基に、ユーザーの感じる快適性の変化を、時間を追ってフォローできることです。


ただし、ユーザーの個人的な好みとして、ドライ、ファン、オートに限って使用したい場合には、デバイスの設定の中から冷房と暖房の選択肢を削除してください。この設定を前提に人工知能が学習を重ね、これらのモードを使って、ユーザーがより快適に感じられる室内空間の創出に努めます。