場合によっては、室内温度を正確にターゲット温度に保つことができないこともあります。


これには、いくつかの要因があります。

  • エアコンが止まったあと、ユーザーの部屋が自然に冷える/暖かくなる、その速さ
  • ヒーターやファンなど熱を発する別の機器がある、室内に人が大勢いる、日当たりが良くて室内が自然に暖まるなど、追加の熱源がある場合
  • エアコン/ヒートポンプの温度設定・動作の正確性


エアコン/ヒートポンプが強力な場合には、短時間で冷暖房が効く反面、過冷却や過暖房も起こりやすくなります。デバイスの人工知能がユーザーのシステム性能を把握しているにとしても、ターゲット温度にどの程度まで正確に近づけられるかには、限界があります。また同様に、コンプレッサーの制御がうまくできていない場合には、システムが出力最大で稼働したとしても、十分な調温性能が得られないことがあります。