「快適モード」では、最適な温度は何度かをユーザーが考える必要はありません。デバイスの制御はユーザーのフィードバックに基づいており、ユーザーが特定の時間と条件下でどのように感じたかを反映したものとなります。

 

弊社の研究によると、ユーザーの大半は、気温よりむしろ、湿度などその他の要因に大きな影響を受けることがわかっています。

 

異なる温度でも、条件が変われば感じ方が変わります。たとえば、湿度が40%のときの25度は快適かもしれませんが、湿度70%ではその同じ温度が不快に感じます。同様に、日が射している室内の25度と、雨が降っていたり、屋外で風が強いときの25度は、また違った体感になります。したがって、温度のみを基準にした制御は、ユーザーが快適と感じる環境を作るのに十分ではありません。エアコンの制御に際しては、複数の要因がどのように影響するのかを人工知能に機械学習させることで、春夏秋冬、日中・夜間を通じて、ユーザーにとって快適と感じる環境を常に創出できるようになります。